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■はじめに
日本のクレジットカード会社は専業でないクレジットカード会社の比率が高くなっています。信販系クレジットカード会社は信販事業も行っていて、消費者金融系ではメイン事業はキャッシングとなっています。銀行系や流通系はクレジットカードの発行を専業としていますが、アメリカと比べるとクレジットカード発行の専業ではなく、同時に加盟店業務も行っているのが一般的です。

 

系列の種類が多いことも日本のクレジットカード会社の特徴のひとつです。また、歴史的に信販会社は当時の通産省(現経済産業省)の方針で、地域分割されたという経緯があります。そのため信販会社は各地域ごとに存在し、その後方針が変更になって全国展開が可能になると、全国規模の信販会社が増える要因となりました。

 

こういった経緯から日本のクレジットカード会社は人口の割には数多く存在していましたが、最近ではクレジットカード業界の再編成により合併が進み適正な数に近づいてきているようです。

 

クレジットカード会社の数が多いことはクレジットカードを申し込む側にとってはメリットもあります。各社のサービスの特長によってクレジットカードを選ぶ選択肢が多くなるからです。ここでは主なクレジットカード会社の紹介をしているので、自分に合ったクレジットカードを選ぶ参考にしてください。

 

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■クレジットカード業界
クレジットカード会社には系列があり銀行系、流通系、信販系などのほかに、オイル系や交通系、メーカー系もあり、どれにも属さないようなクレジットカード会社も存在します。

 

◆銀行系クレジットカード会社
銀行の子会社となっているクレジットカード会社を銀行系として区分していますが、同じ銀行系でも2種類に分けることができます。もともと同じ銀行グループのブランドのカードを発行するために設立された純粋な銀行子会社と、信販会社などが銀行と資本提携して子会社になったクレジットカード会社の2種類です。 JCBカードや三井住友VISAカードなどは純粋な銀行子会社として設立されていますが、三菱UFJニコスや2009年4月にOMCカード・セントラルファイナンス・クオークが合併してできるセディナなどは後者の部類になります。後者は実質的にはサービスも変わっていないので、信販系クレジットカード会社として分類する方が正しいでしょう。

 

銀行系クレジットカード会社は各地方銀行の子会社としてグループを形成しているクレジットカード会社が数多くあります。JCBグループやUCグループなどですが、三菱UFJニコスに合併したUFJやDCのグループもあります。こういったグループが形成された理由は銀行業務としてクレジットカードの発行ができなかったという事情があります。そのため関連会社としてクレジットカード発行会社を設立してグループを形成したのです。各クレジットカード会社特有のサービスはほとんどなく、各ブランドのサービスを共通サービスとしている特徴があります。

 

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◆信販系クレジットカード会社(信販会社)
銀行の子会社になっていない信販会社は現在ではほとんどなくなっています。そういった意味では信販系クレジットカード会社は少なくなったといえますが、銀行資本の傘下になっても信販会社としての形態は変わらないため、銀行系クレジットカードではなく信販系クレジットカード会社として分類するのが正確でしょう。提供するサービスも変わっていないからです。

 

信販会社の大手であった日本信販(現三菱UFJニコス)は信販事業をジャックスに譲渡してクレジットカード専業会社となりました。三菱UFJグループの中心的な存在となっています。三井住友グループにはセントラルファイナンスとクオークという信販会社がありますが、OMCカードとの合併が決まっています。みずほグループではオリエントコーポレーション(オリコ)と提携していますが、子会社というわけではないため純粋な信販会社ということができます。旧国内信販はとして信販事業をオリコに譲渡し、楽天KCとしてクレジットカード専業会社になっています。ライフは消費者金融会社のアイフルの、アプラスは新生銀行のそれぞれ傘下となっています。

 

信販会社がほかの金融機関との資本提携を進めたのはそれぞれ理由があるでしょうが、基本的には経営難ということができます。信販事業は立替払いを行う資金が豊富に必要となるため、常に資金繰りを考える必要があります。金融機関の傘下となることでそういった心配がなくなるというのが大きな理由のひとつです。

 

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◆流通系クレジットカード会社
流通系のクレジットカード会社の設立目的は親会社への集客ということがあります。百貨店やスーパーなどを親会社として、ポイントサービスなどを提供し親会社の店舗への集客の補助をするのです。そのためサービス内容も特定店舗での割引サービスなどが提供されています。会員も女性が多いのが特徴です。

 

親会社の経営難で金融機関と資本提携をしているクレジットカード会社もあります。OMCカードは三井住友グループの傘下となり、マイカルカードは三洋信販の傘下としてポケットカードに社名を変更しています。クレディセゾンは資本提携ではありませんが、みずほグループの一員として、UCカードの発行業務をするなどの事業も行っています。

 

一方で三越や伊勢丹などの百貨店は自社でカードを発行するハウスカードの形態をとっています。ハウスカードは最も古いカードの発行形態で、自社の顧客へのサービスの一環としてカードを発行しています。現在のクレジットカードの主流は提携カードでクレジットカード会社の加盟店すべてで利用できるものです。あえてハウスカードの形態を継続しているのは、他社への顧客の流出を防ぐという意味もあります。

 

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◆その他のクレジットカード会社
航空会社や鉄道会社のサービスに関連するクレジットカードを発行する交通系のクレジットカード会社や、ガソリン代が安くなるサービスを提供するオイル系のクレジットカード会社などさまざまな業種のクレジットカード会社があります。そのほかにも自動車メーカー、家電メーカー系のクレジットカード会社などさまざまな業種にわたっています。

 

SBIカードはソフトバンクグループのクレジットカード会社で、系列としては分類する系列がありません。消費者金融会社もクレジットカードを発行していますが、クレジットカードのメイン機能はキャッシングで、それ以外のサービスは国際ブランドのサービスを提供しているだけで、特徴的なサービスの提供はありません。

 

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【クレジットカードのネタ】
二人三脚のライフとアイフルはこれからどうなっていくのか動向を見守りたいです。
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(最終更新日:2010年12月5日)

 

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